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「優等生」の落とし穴
トーマス J. デロング
サラ・デロング
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2011年9月
頭脳明晰で優秀な人材が伸び悩む理由は何だろうか。こうした「優等生」たちは成功体験しかないため、自分が試されるような状況や、新たなスキルの習得が求められるような任務に躊躇しがちである。さらに自分の限界を思い知らされ、それが周囲にばれるのも怖い。かくして優秀な人材が、リスクを冒さず、日常業務に閉じこもり、みずからの成長を犠牲にすることになる。筆者たちは、延べ35年間にわたって600人のビジネス・リーダーやマネジャーにカウンセリングしてきた。この経験から、優秀な人材が抱える不安を和らげ、新たな成長に踏み出すための方法を提示する。具体的には、過去の失敗経験にしっかりと向き合うこと、同僚や上司など周囲のキー・パーソンにサポートしてもらえるネットワークをつくること、自分の弱点や足りない点を率直に認める強さを持つことなどである。