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ジャスティン・フォックスの著作一覧
雑誌掲載コンテンツ
意思決定の仕組み:フォン・ノイマンからカーネマンまで
ジャスティン・フォックス
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2016年3月
第2次世界大戦中、重要な役割を果たした統計学や確率論は、戦後さまざまな分野への応用が進んだ。その一つが合理的な意思決定モデルである決定分析であった。しかし、人間の不合理性に着目した「ヒューリスティックとバイアス」という考え方が現れる。意思決定科学の歴史は長いが、本稿では、これらの学説に焦点を当ててその流れを解説するとともに、経営判断にとって有効な意思決定の手段について考える。
キャッシュフローに見るアマゾンの真の優位
ジャスティン・フォックス
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2014年11月
アマゾンの業績鈍化や、それでも維持されている優位をめぐってはさまざまな要因が取沙汰される。HBRエディターのジャスティン・フォックスは同社の強みの源泉として、卓越した「キャッシュ・コンバージョン・サイクル」に着目する。
雑誌掲載コンテンツ
金融危機は経済学を変えたのか
ジャスティン・フォックス
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2014年7月
2008年に起こった世界的な金融危機は、各国政府や中央銀行の対応により、ひとまず収束した。現段階では、学ぶべき教訓について定まった結論は出せないものの、経済やファイナンスの世界では確実に変化の兆しが…
戦略論で観る、アップルの命運
ジャスティン・フォックス
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2013年10月
本誌2013年11月号(10月10日発売)の特集は「競争優位は持続するか」。これまで競争優位は戦略思想家たちによってどう論じられてきたのか。代表的な理論を、アップルの歴史を通して改めて振り返ってみよう。そこから、今後のアップルの命運が見えてくるかもしれない。
雑誌掲載コンテンツ
幸福の経済学
ジャスティン・フォックス
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2012年5月
国家の成功の尺度は長い間、国の経済産出量のドル換算額、すなわち、当初はGNP(国民総生産)、後にはGDP(国内総生産)で表されてきた。これは、かつての軍事的勝利によるランク付けよりも優れた方法だった。しかし現在、GDPは攻撃の的になっている。その批判は次の3つに集約される。(1)GDPはそれ自体欠陥のある指標である、(2)持続可能性や持続性を考慮に入れていない、(3)進歩と開発の測定には別の指標のほうが優れている場合がある、というものである。他方、心理学的研究を重要視する行動経済学が台頭し、経済学者と国家のリーダーたちは、国の状態を別の基準で、しかも「幸福」のような曖昧とも思える概念で測定しようと試みている。たとえば、UNDP(国際開発計画)のHDI(人間開発指数)の取り組みや、GNH(国民総幸福量)の最大化に熱心なブータン王国の例などが挙げられる。このように、GDPの代替案について各界で真剣な議論が高まっており、経済政策に実際的な影響を与えるようになるかもしれない。
雑誌掲載コンテンツ
株主はいかにして企業に貢献できるか
ジャスティン・フォックス
ジェイ W. ローシュ
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2012年10月
株主とコーポレート・ガバナンスの問題は、これまでもさまざまな議論を呼んできた。1970年頃から「株主が企業社会の中心にあるべきだ」という考えが生まれていたが、その後の企業の不祥事などと相まって、企業の外にいる投資家にもっと発言権を与えるべきだという要求につながっていった。しかしこの株主優先という考え方は短期的な業績を重視する経営手法に結びつくなど、弊害もあり、株主による健全なガバナンスはなかなか実現していない。本稿では、株主の3つの役割──企業への資金の提供、公平で健全な情報の流通、企業による規律遵守の監視──について、それぞれ歴史的な背景、現在の状況や問題について論じながら、新たな枠組みと変革に向けた提言をする。株主だけでなく、すべてのステークホルダーへの配慮が求められるようになった現在、株主の真の役割を問うている。