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アレックス・サンディ・ペントランドの著作一覧
雑誌掲載コンテンツ
データは誰のものか
アレックス・サンディ・ペントランド
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2015年4月
身の回りの製品がデータを送受信するIoT時代にあって、個人データを価値あるものとして扱うための規制は存在していない。何もかも覗かれている気がすれば、一般個人は情報共有に懸念を示すであろうし、情報漏洩のみならず、システムに大打撃が出る事態となれば、規制が強化されることは必至である。それは企業にとっても得策ではないだろう。もっと長い目でお互いの信頼関係を築くことが、最終的には皆に資するものとなるはずだ。それが、「データのニュー・ディール」構想である。
雑誌掲載コンテンツ
他者の意見をいかに判断に取り入れるか
アレックス・サンディ・ペントランド
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2014年3月
優れた意思決定のアプローチは学習可能である。そのカギとなるのが「社会的探索」だ。社会的探索では通常、多様な情報源から新しいアイデアを集めた後、他の人々にそのアイデアをぶつけ、反応を見ながら、成功や失敗を学習する。そのようにして精査し検証したアイデアを戦略的に組み立てれば、意思決定の精度を高めることが可能だ。しかし、どのような情報源から、いかにアイデアを得るかは非常に難しい。同質的な意見が飛び交うネットワーク内に身を置いてしまえば、偏った考え方が増長されるエコー・チェンバー現象に陥ることも少なくない。本稿では、オンライン・トレーディングのプラットフォーム〈eToro〉を使った研究プロジェクトから見出された代表的な社会的学習パターンを取り上げる。それらの事例から「群衆の知恵」をうまく活用する社会的探索のアプローチを解説し、意思決定の質を高める方法について解説する。
雑誌掲載コンテンツ
チームづくりの科学
アレックス・サンディ・ペントランド
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2012年9月
「チームが団結している」と実感できる時がある。それは唐突に湧いてくるのではない。コミュニケーションの手がかりをたえずやりとりしながら、何百もの手がかりから本能的に処理しているのだ。しかし最近まで、そのような手がかりをデータとして客観的に記録し、チームの息が合う理由を分析し、活かすことができなかった。マサチューセッツ工科大学では、電子バッジを開発し7年間で延べ2500人に装着してもらい、チーム内での各メンバーのコミュニケーション行動を記録した。この実験データから、チームの成果を左右するのは、メンバーの資質よりも、コミュニケーションの特性であることがわかった。それらは、コミュニケーションへの熱意、チーム全体への関与、外界へと向かう探索、である。これらの特性がいかにチームの成功にとって大切か。実験データから得られた意外な結果とともに紹介する。